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INTERVIEW スタッフ対談
オンリーワンのモノづくりに携わる、 若手社員の対談インタビュー 上田イズムの継承者たち
“上田イズム”とは、お客様の信頼とニーズにとことん応え続け、他社にはないオンリーワンのモノづくりに情熱を注いでいくこと。目まぐるしいスピードで変化する昨今の時代においても、この“上田イズム”の継承は、当社の発展になくてはならないものです。会社の未来を牽引し、発展の核となっていくであろう20~30代を中心とした若手社員たち。彼らの対談インタビューを通じて、当社の強みや魅力、今後の展望などについて触れてみていただければ幸いです。
製造部 組立・メンテナンス課
水野
2012年入社
製造部 部品製造課
岸
2015年入社
設計部 設計課
谷内
2020年入社
Q. 入社の経緯について教えてください
水野
いくつかの会社で機械製造の仕事を経験し、8年前に転職してきました。入社の決め手は、設計から組み立て、メンテナンスまで一貫してやっているところですね。「自分たちにしかできないマシンを創っている」という感覚が日々のモチベーションにつながっています。
岸
また別の会社に転職…なんてことはないですよね?(笑)
水野
もうないですよ(笑)。ここに骨を埋めます。そのくらい今の仕事にやりがいを感じているということですよ。岸も転職組だよね?
岸
そうですね。前職は一般事務の仕事をしていたのですが、あまり面白みを感じられなくて…。それでいろいろなご縁が重なって上田紙工機に転職することになりました。まぁ、実家から近かったというのも大きな理由なんですけどね(笑)。全くゼロからのスタートだったので、最初は右も左もわからない状態でしたが、先輩や上司のみなさんがとても丁寧に教えてくれましたし、思っていたより質問や相談がしやすい環境だったのですごく良かったですね。
水野
機械製造業の会社で、ここまで20~30代の若い社員が多いというのは珍しいと思う。だから、変な上下関係とかなく「みんなで支え合っていこう!」みたいな社風があるよね。谷内はなんでこの会社に?
谷内
私はもともとモノづくりに興味があって、学生時代に2DCADを使ったプロダクトデザインや建築デザインを学んでいました。大学卒業後に一度は別の会社(営業職)に勤めていたのですが「やっぱりモノづくりがしたいな」と考えるようになり、当社設計課の門を叩きました。まだ1年も経っていなので大した戦力にはなれていませんけどね(苦笑)。
水野
大学時代に学んだことと実際の現場とでは全然違う?
谷内
はい。機械の設計というのはやったことがなかったので、入社当初はすべてが「何それ?」でした(笑)。機械設計は、デザイン性というよりも、機能や操作性、堅牢性などを重視するので、そこが全く違いますね。確かに難しいのですが、今は少しずつ自分がやれることが増えていくことが何より楽しいです。
Q. 上田紙工機の強みはどんな部分だと思いますか?
岸
さきほど水野さんも仰っていましたが、自社ブランドのマシンを製造しているので、機械製造のすべてに携わることができることですね。何か問題が起きてもみんなでアイデアを出し合って柔軟に対応していけますし、そんな経験の積み重ねが、次の機械づくりに反映されていきます。
水野
歴史のある会社で、全自動平盤打抜機ではトップメーカーを自負していますから。他社では創れないマシンに携わっているというプライドみたいなものを感じますよね。あと、30名程度の小規模の会社なので、部署間の垣根がなく、お互いの業務をしっかりリスペクトしている感じが良いところだと思います。
谷内
職人気質で怖い人ばかりの職場だと思っていましたが、意外とみなさんやさしいんですよね。上下関係がないわけではないけど、想像していたよりは全然でした。私たちくらいの年代はメンタルが弱めなので(苦笑)、その点ではストレスなく働ける会社だと感じています。
岸
ミスして怒られることもあるけど、頭ごなしに怒ったりはしないですよね。「お前はミスするからダメだ」ではなく「ミスがなくなるようにもう一回チャレンジしてみろ!」と背中を押してくれるような。飴と鞭ではないですけど、未経験者でも着実に成長できるようつねにサポートしてくれる雰囲気が会社全体にあります。
水野
岸のことは入社以来ずっと見てきたけど、最初は毎日のようにやらかしてたよね(笑)。
岸
多分、自分が一番失敗してきた人間ですね(苦笑)。そんな私でも今では一通りの業務を任せてもらえるようになりましたから、先輩や上司の方には感謝しかないです。「継続は力なり」という言葉通り、ミスや失敗を恐れずに地道に続けていけば、何とかなるものなんですよ。
谷内
私も毎日「やっちゃった!」の連続なので、岸さんの話を聞いて少し楽になりました。自分が描いた設計が形になるのはすごくうれしいのですが、いざ製造や組み立てに落とし込まれると気付かなかったミスがどんどん出てくる…。でも、たま~に思い描いた通りに機械が作動するとこれ以上ない感動なんですよね。設計をやってて良かったと思える瞬間です。
水野
みんなそうやって実力を付けていくものだから。今は大変かも知れないけど、ここを乗り切れば、機械設計の新たな面白みが感じられると思いますよ。
Q. 今後の目標について教えてください
谷内
まずは正確に設計を描けるようになること。そして、もうすぐ入社して1年になるので、今年中にメインの機械に携われるような設計をしてみたいですね。
岸
当社には大小さまざまな加工機があるのですが、その中でも一番大きな機械を操作できるようになることが近々の目標です。あとは、もっともっと人から信頼され、自分にしかできない仕事をこなせる人材になっていきたいです。
水野
個人的な目標としては、組み立てやメンテナンスのスキルをもっと伸ばしていくこと。会社全体としては、新入社員の育成も含めた、より現場が円滑に回るような仕組みづくりや組織づくりに注力していきたいですね。
岸
若手育成の部分はまだまだ改善の余地がありますよね。
水野
そうだよね。社員みんなで意見を出し合って協力しながら、より働きやすい、より働きたくなる会社への道筋を模索していけたらと思っています。
Q. 上田紙工機が求める人材とはどのようなものですか?
岸
与えられた仕事に対して、真摯に努力できる人材ですかね。ここで言う「努力」というのは、単に嫌なことでもガマンしてみたいなものではなく、例えば、困ったことがあればすぐに相談する、できないことは誰かに手伝ってもらう…といった積極的な姿勢のことを指します。そういう気持ちで業務に取り組んでいただければ、仕事のやりがいや楽しさ、自身の成長を感じることができると思います。
水野
学歴はあまり関係ないと思いますが、強いて言えば、機械や電気など技術系の勉強をしてきた人の方が向いていると思いますね。性格的には「素直さ」かな。教えてもらったことを、素直に、実直に吸収できる人なら、ぜひ一緒に働いてみたいですね。
谷内
元気があって、コミュニケーションが得意な人が向いていると思います。あとは女性社員がもっと増えてほしいです(笑)
水野
男臭い職場だからね(笑)。
岸
正直、製造の現場は汚れたりするので若い子は敬遠するかもしれません。でも力仕事ではないので、女性でも活躍できる可能性は十分ありますよ。営業や設計であれば尚更ですので、少しでも興味があればぜひ応募していただきたいですよね。
水野
上田のマシンは全国のお客様に選ばれていて、近年では海外との取り引きも始まっています。ですので、据え付けやアフターサービスに関しては、出張する機会が多々あります。いろいろな土地に出向いて、いろいろなお客様と接することができますので「工場や会社でジッとしているのが苦手」「アクティブに仕事をしたい」という方にもおすすめですよ。
Q. ありがとうございました。最後に、業界や会社の伸びしろについてどのように考えていますか?
谷内
長引くコロナ禍の影響で、ネット通販の需要がますます多くなっています。ですので、梱包に使う段ボールの需要も今後増えていくと思うんですよね。そうなれば、当社のマシンに対する注目度も高まってくるはずなので、伸びしろは多いに期待できると思います。
岸
谷内が言った通り、段ボールの需要は確実に高まっていますし、それに比例して私たちのマシンが貢献できる機会も多くなっています。これからもお客様のご要望をしっかり反映させた機械創りと柔軟かつ迅速なサービスで、時代のニーズに対応できるモノづくりを進めていけたら良いですね。
水野
世界的に見てもSDGsの推進をはじめとする環境問題への意識が強くなっていますよね。梱包以外の分野でも持続可能な資源の有効活用が求められると思いますので、会社としての可能性や伸びしろはまだまだ無限に広がっていくと感じています。